「みどり、自然、すまい」(10)

プーチンの戦争が始まって、無差別な暴力によりウクライナの普通の人々のくらしが破壊されていくという恐ろしい現実がある。着の身着のままで国外へと避難する子供たちを含めた何百万もの人々がいる一方で、国を守るために武器を手にしている一般市民がいる…

「みどり・自然・すまい」(9)

私は「鵜の木通信」を2か月に一回の割合で自費出版し、地元に配っています。 今回から、地域のことでなく広く皆さんに知ってもらいたい記事をブログで紹介することにしました。今回紹介する記事は「鵜の木通信」7号(2021年11月20号発行)の記事「まちに林立…

「みどり・自然・すまい」(8)

待ち遠しかった春。でも、私たちは桜の季節を2度もコロナ禍の中で迎えることになってしまいました。そして気が付いたら、例年より早い梅雨の季節に・・・。 コロナで明け暮れたこの2年間でなんと3度目の緊急事態宣言が出るなど、どう見ても行き当たりばった…

「みどり、自然、すまい」の話(6)

とくに最近目につくのが、私の住む大田区の鵜の木地区だけでなく東京のあちらこちらでの宅地化です。 9年ぶりに行ったという大田区の「みどりの実態調査」(2018年度)では: 「樹木被覆地は区全域で46.09㌶の減少で、そのうちの約9割が台地部で減少している…

「みどり・自然・すまい」(5)

今日は、大田区「鵜の木」の私の家の話をしたいと思います。 私の家が建っているのは多摩川が武蔵野台地を削り取ってできた国分寺崖線が東京湾に迫る南端の台地で、この辺り一帯には古来から人々が住んでいたようで、今もここかしこに古墳が多く残っています…

「みどり、自然、すまい」の話(4)

コロナ前にはたくさんの外国人観光客が日本にもやってきました。その外国人観光客が日本で一番驚くのは電柱の多さだそうです。ロンドン、パリなどヨーロッパの多くの都市の街並みが美しいと思うのは無電柱化のせいもありでしょう。景観はもとより、地震大国…

「みどり、自然、すまい」の話(7)

コロナに始まりコロナで終わった昨年末のある日、久々に、家の近くの散策路を通って図書館に行く途中、清掃作業をしている人に出会ったので、「いいですか?」と聞いて写真を1枚撮りました。 旧六郷用水散策路は清掃中 この散策路は、江戸時代の農業用の灌漑…

「みどり、自然、すまい」の話(3)

皆さんご存じですか。私たちの地元大田区には区内のみどりの確保と整備を推進するための「グリーンプランおおた」という緑の基本計画があることを。しかも、区・区民・建築業者がチカラを合わせた「地域力」で「緑の街づくり」を進めようとしていることを。 …

「みどり、自然、すまい」の話(2)

コロナがまだ収束していない昨年10月の中旬、あいにくの曇り空で肌寒い日でしたが、70人あまりの大田区立出雲小学校の3年生 が多摩川の河川敷での野外自然観察授業を楽しみました。付き添ったのは担任の先生、校長先生、父兄の方々たち。「多摩川とびはぜ倶…

「みどり、自然、すまい」の話(1)

突然ですが、皆さんは自分たちの住む街の景観や自然環境を気する方ですか、あまり気にしない方ですか。 今現在、コロナをはじめ誰もがさまざまな問題を抱えて日々暮らしていますが、私にとって今気になるのは環境問題です。自分一人ではとても解決できない大…